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鹿児島県/奄美大島 『虎の威を借る狐』?
シモフリタナバタウオのユニークな生態


今回は鹿児島県/奄美大島の海からシモフリタナバタウオのちょっと変わった生態をご紹介しよう。上の写真は奄美大島のダイビングスポット【清水(せいすい)】で撮影されたもの。岩棚の下からにゅっと突き出した黒地に白の水玉模様…。なんだかウツボに似ていると思いませんか?
ダイビングサービス《アクアダイブコホロ 奄美》の太田さんによると「シモフリタナバタウオは同じく水玉模様が特徴的なハナビラウツボに擬態しているとされています。岩棚の下のような暗く人目につかない場所に住んでいて、とても臆病な性格なので外に出てくることはほとんどありません。写真で目のように見えているのは背びれの付け根にある模様で、本当の目はとても小さく頭の先端(写真右側)にあります。外敵が近づくと、頭は穴の奥に入れ、お尻をぴくぴくと動かして、自分がウツボに見えるよう装います。強い魚のマネをして敵から身を守っているんですね」とまさに『虎の威を借る狐』状態のシモフリタナバタウオの姿に、弱肉強食の世界の厳しさを垣間見ることができる。他にも擬態する魚たちは数多く知られている。モデルとなった魚を知った上で改めて見る擬態した魚の姿は以前とはまた違った発見をもたらしてくれることだろう。

●情報・写真提供/《アクアダイブコホロ 奄美》

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